●英名:Borage
●和名:るりちしゃ、るりじさ、ボラジ
●学名:Borago officinalis L.
●科名:ムラサキ科の一年生草本
●原産地:地中海沿岸
●主産地:ヨーロッパ、アメリカ
原産は地中海沿岸から西アジア一帯で、ムラサキ科の一年草である。主にヨーロッパやアメリカなどで栽培されている。葉、花、根が食用として利用される。
ボリジの葉は花をつける前に厚ぼったく、20センチほどの大きさになる。花は厚ぼったい葉からは想像できないほどに可憐、かつ美しい。星形の花を咲かせ、色はあじさいと同じように、土の酸性度によって変化していく。
■若葉は、きゅうりにやや似た青臭い芳香をもつ。サラダやクリームチーズ、ヨーグルトなどに刻んで加える。また、葉を砂糖漬けにしたり、ゆでて食べてもよい。
■花は砂糖漬けが知られており、プディングやケーキの飾りつけに使われている。
■根は、ワインの味つけに利用することができる。
■葉や種子は母乳の出をよくするともいわれている。
■ボリジを熱湯で浸した際に出る汁は、発汗作用をもつ。風邪や咳、インフルエンザなどに効果がある。
■種子をまいて栽培する。肥沃な土壌で、やや保水力のある場所を好む。寒さには強いが、夏の高温・乾燥には弱いため、温度が高いと急に枯れることがある。
■春に種をまくと6月が開花期となる。1カ月以上に渡って次々と花が咲く。花を収穫する際は、朝摘み取ること。いったん庭に根づけば、翌年にはこぼれた種から芽を出し、再び花を咲かす。
昔から「ボリジは青い花が美しい」と言われており、画家たちは聖母マリアの衣を描くとき、この花の汁で気品に満ちた青い色を作り出したと言われている。
また、ボリジには幸福と安楽をもたらし憂鬱症を追い払う力があると信じられていた。古代ギリシアや古代ローマの植物学者は「ボリジの葉や花をワインに浸して飲むと、人々は愉快になり、あらゆる悲しみや憂鬱を忘れることができる」と表現している。以来、ボリジはワイン等のアルコール飲料には、欠かすことのできない材料として親しまれ続けている。